会計の仕事をしていると、数字「9」の不思議に出会うことがあります。

何かの金額が合わないとき、まずその差を「9」で割り算してみます。
もし、割り切れたら入力ミスではないかなぁ~と、先ずは考えてみます。

例えば、その日の現金と現金元帳に270円差があり、元帳の方が現金より多かったとします。
そうすると270÷9=30・・・3+0=3

現金が合っていると仮定すると、元帳の入力が270円多いことになりますから、
百の位と十の位の数字を比較して、百の位が十の位より「3」多い入力情報を探すのです。
410,520、630、740、850、960です。(1桁目は何が入っていても先ずは無視します。)
そして実際入力しなければならなかった数字と検証してみると、
140、250、360、470、580、690が正しい数字だったということが多々あります。
そうなると、始めの入力との差が270円が見つかることになります。

この感覚を覚えると、入力ミスはアッという間に見つかることが多くなります。

「9」という数字は神秘的な数字ではないかとも思えてきます。
「9」=苦しむ といわれてあまり好かれない数字なのですが、私にとっては気付きの多い数字となっているのです。