今、会社を休んでいる人がいます。
会社のトップの利己主義な”権力”に、反発したのです。

何故、人は権力を持つと”おごり”と”利己主義”に陥るのでしょう。
そのトップも、若きころ権力の醜さを味わったことであろうと思います。

何故、皆がワクワクする仕事になるよう社員の”愛社精神”を育てていくことができないのでしょう。

すべて、自分の”箱”にとじこもったことから生じています。
そしてそうなると歯車は逆に周り始めるのです。

五木寛之の「大河の一滴」の冒頭にこんな文章が有ります。

”毎日の暮らしのなかで、あまりにも人を無視した乱暴な扱いを受けることが有る。なんてひどい連中だ、と心から怒りがこみあげてくることもある。
以前、共産党の支配下の旧ソ連を旅していると、1日に何度となくそういう目にあったものだ。官僚たちだけでなく、ごく一般の庶民の端々にまで小権力をふるまわすいやな男や女たちがたくさんいた。
しかし、そんな社会の片隅で、ときどき驚くような率直な人間性や、自然にあふれでる優しさと出会うこともしばしばあった。
そしてそういうときのうれしさは、たとえようもなかった。”

人はひとりではないのです。心が傷つき視野が小さくなっているとき、思い切って周りを見渡してみてください。
優しい視線に気がつくはずです。

人は醜い・・・・しかし、温かいものだと思います。

温かい人を目指して・・・・・