ビジネスにおいて、十分な成功を収めた人がいました。
でも、彼はその立場をある日、すべてリセットします。

そして無謀とも思える、自分のこれまでとは全く違うビジネスの世界に飛び込んでいくのです。
周りの人たちは、一歩引いた立場で彼のその無謀な行動に驚きの感情を示しますが、彼は「どこ吹く風」とその人生を楽しみながら進んでいくのです。

問題も次から次へと発生します。
彼はその分野に全く知識がなく、問題可決にも時間が掛かります。
しかし、彼はひとつひとつ学びながらその問題に立ち向かいいつの間にかその世界でも押しも押されぬ地位を築くことになりました。

その奇跡を見続けた著者は成功の理由を「もっと大きな自分になれと彼を動かす原動力」だと感じています。
そして彼自身は「角を曲がったら何があるのか?」と考える好奇心だと言っているのです。

また、彼はその新しいビジネスに取り組む多忙な時に、まったく無知なそのビジネスの勉強と個人的成長にも取り組んでいました。
自己啓発のセミナーに参加し、多彩な趣味を磨き、いつの間にかたくさんの事に長けた人になっていきます。
そしてビジネスも休むことなく成長し、世情に応じた新しい分野を開拓していくことになっていくのです。

著者は彼の「もっと」は浴の皮の突っ張った「もっと」ではないと付け加えます。
彼の「もっと」は人との比較の「もっと」ではなく。
彼自身の人生、ビジネス、人間関係において好奇心と原動力を持ちながら、もっと高い能力、もっと多くの知識、もっと高い完成度、そしてもっと多くの経験を求め目指すことにあったのです。

今日もそんな好奇心と原動力を持ちたいと思っています。