今年は桜の季節があっという間に過ぎていくような気がします。
大震災以降、気持ちが桜どころではありませんでした。
そんな日本の気持ちを分かっているように、桜が咲く直前まで寒い寒い状況が続いていました。
でも、やはり季節は巡り自然に脅かされた生活も、自然によって救われることもあるのだと感じています。

被災地では、今まであった桜の木もなくなっているでしょう。
でも、春はきっと被災者の方々の心を和ませる花々を咲かせることと楽しみに待ち望みます。

ある人が「夢を叶える」話の中で、こんな事を言っていました。
スポーツでプロを目指していた人が、夢が叶わず普通の生活をしています。
その人の心の中には「小さな角張った氷の粒」が残っています。「夢は叶わなかった」・・・と

その人は聞かれました。「あなたの夢は何」「そしてその夢で何がしたかったの?」
こんな問いかけに、心が動き始めました。そしてその「小さな角張った氷の粒」にお日様があたったのです。
「夢はまだ、叶えられる!」その人は気が付きました。

目標を達成することはできませんでしたが、目的は叶えられる。
その目的はスポーツを通して、希望や勇気を与えたいと言うことだったからです。

被災地では、こんな夢に向かって大勢の人がボランティア活動をしておられます。
その方々の夢が叶うことを心から願っているのです。