昨日は、凛とした寒さのなか冬の月が夜空を静かに照らしていました。

慌ただしい日々を過ごしていると一つの方向しか見えていないことがあります。
昨日の月もまさにそうでした。
一緒に歩いていた人が「きれいな月・・・」と一言
いつもは見ない方向に目をやりました。

そこには、透き通った空気を喜ぶような月の姿がありました。
そして”いつも見てますよ・・・”と、寒さの中でも暖かくその月はささやいているように感じたのです。

万物に祈りを捧げてきた、日本人の謙虚な心を思いました。
喜びも悲しみも、自分が心に慕う物に報告し明日の幸せを願う。
そして、自分が求める生き方軸にそって日々過ごせているかを確認する。

昨日の月はそんな素直な心を思い出させてくれたのです。
今日は満月です。

世界中に、月の光が降り注ぎますように・・・・