夢塾 ~日々の気付き〜

人生を豊かに変える気付きを書き込みます。

コロンビア大学シーナ・アイエンガー教授の「選択」の授業1回目の放送は
「あなたの人生を決めるのは、偶然?選択?」でした。
この授業の中で自由とは何かと問いかけます。

快適で恵まれた環境を一生涯与えられる環境があるとします。
ただ、そこからは出ることはできないとしたら、あなたはそれを望みますか?
と、教授は問いかけます。

まさにそれを体験しているのが動物園の動物たちです。
環境にも食べ物にも恵まれ、天敵もいない。
そんな環境でも動物たちは逃げ出したいと思います。
そして、像の寿命は自然では56歳、動物園では17年、北極熊の繁殖率は62%も低下しています。
動物たちは食べ物を取る必要もない、天敵もいない環境に慣れることはあっても、自由を奪われるストレスを感じ続けているからです。

人は生まれながらに選択の欲求を持っています。
赤ちゃんが手足をバタつかせ、モビールに触れると音楽がなるようにします。
そうすると赤ちゃんは喜んで手足をバタつかせモビールを鳴らそうとします。

また、選択はどのような些細な事でも動機づけになります。
小学生に算数の答えを好きな色のマーカーを使って書いても良いと選択させれば、成績が上がります。
職場の中でも同じ、仕事のやりかたや順番、休憩の取り方や休暇の選択など選択の自由は業績に繋がっていくのです。

イギリスで35年間続いているが調査があります。
様々な人の人生を追い、あらゆる角度からのアセスメントを行います。
一般的に激務に追われる人たちは、早死にをすると思われがちですが結果は違っていました。

仕事上権限があり激務に追われる人は比較的健康です。
権限を持たず支持された仕事をこなす人たちに潰瘍、心臓病、高血圧の症状を示す人が多かったのです。

そんな中でも仕事上の権限を持っていなにもかかわらず、ほかの人より健康な人がいます。
その人たちは、自分自身の考え方をコントロールできているようなのです。

老人ホームで、ある実験をしました。
1階の住民には、各部屋に花を置き、金曜日には映画を見ることができると伝えます。
2回の住民には、各部屋に花を置きますか?それは自分で世話をしますか?金曜日に映画を見たければ声を掛けてくださいと、伝えます。
すると半年後に1階の住民より2階の住民の方がより幸せになり健康状態も良くなり生存率も高くなりました。

些細なことから自由に選択できることが、これほどまでに人生に影響を与えることになるのだと、アイエンガー教授は言っています。

コロンビア大学シーナ・アイエンガー教授の「選択」の授業1回目の放送は
「あなたの人生を決めるのは、偶然?選択?」でした。
この授業の中で何人もの実在の人物の人生の選択について語ります。

ビル・ゲイツ
<運とタイミング>
ソフトウエア業界で成功するためには1953年から1955年に生まれなければなりませんでした。
ビル・ゲイツは1955年生まれ
両親は裕福であり、当時珍しいコンピューターラボのある学校に通い、
コンピューターラボのあるワシントン大学の近くに住み
それを使ってプログラミングを学ぶことができました。
彼の母親はたまたまIBMのCEOの知り合いだったようで、マイクロソフトオフィスを開発した際に、そのIBMと取引をすることになります。

こんなことをあげれば、彼は恵まれた環境にあったと思うかもしれませんが、ワシントン大学のコンピューターラボを使うためには毎日同じ時間に忍び込まなければなりませんでした。
彼はそれほど、ソフトウエアの開発にのめり込み大学にも行かなかったのです。

すべてのサクセスストーリーには運とタイミングという要素があると彼は言います。
「一つのことを1万時間を費やせばその分野にずば抜けて強くなるという人がいるが、そんなに単純ではない。
先ず50時間すれば90%の人が好きになれない、向いていないと止め、さらに50時間するとまた90%の人があきらめる。
つまりあることに1万時間費やせる人は、それを自分で選んだ人であり、選ばれた人なのだ。」

歴史のどの瞬間にもさまざまな物語があります。
それぞれの物語の内容は異なり成し遂げたことも異なります。
それでも、すべての物語に共通していることはその時々に選択を見出す能力があった。
失望のどん底にいても可能性を見出し、機会を作り出すことができる。
それが選択の力だとアイエンガー教授は言っています。

コロンビア大学シーナ・アイエンガー教授の「選択」の授業1回目の放送は
「あなたの人生を決めるのは、偶然?選択?」でした。
この授業の中で何人もの実在の人物の人生の選択について語ります。

スティーブ・ジョブズ
<点と言う決断をつなぐこと>
未婚の大学院生の母は、彼がが生まれる前から養子に出すことを決めていました。
引き取られる予定になっていた弁護士夫婦は女の子がほしかったことから、彼を大学に行かせることを条件に、別の夫婦が彼を引き取ることになったのです。

彼が選んだ大学は非常にお金がかかり半年間の間で、この両親が彼の為に備えたお金は底をつくことになりました。
その頃、彼は大学に通うことに価値を見いだせなくなっていたのです。
人生で何をしたいのか?そのしたいことの為に大学の授業が役に立っているのか?
彼は中退を決意しました。
彼はこの決断を振り返り、「不安だったけれど、これまでにした最良の決断の中の一つだった。」と言っています。

中退を決意して、本当に中退するまでの1年半の間に興味の持てない必須科目の授業に出ることをやめ、面白そうなものに出席することにしました。(面白い授業の一つは、カリグラフィという文字芸術の授業でした。)
友人の部屋に泊まり、コークの瓶を集め5セントを稼ぎ、ボレンティアの炊き出しにあり付くために11kmを歩く
生活でしたが、彼には至福の時だったようです。

後に、このカリグラフィで学んだことをはマックでのマッキントッシュの開発に取りいれ、マッキントッシュは美しい印刷技術を持つ最初のコンピューターとなったのです。
その後、このマッキントッシュを真似て作成されたウインドウズにも取り入れられ現在のような多様な印刷のできる時代を作るきっかけとなったのです。

彼はこの決断の一つ一つを「点」と言い
「先を見こして、点と点を結びつけることはできない。振り返ってつなぐことしかできない。
何かを信じなければならない。直感・運命・人生・カルマ・そのたなんでも・・・
この手法が私を裏切ったことはなく、私の人生に大きな違いをもたらした。」
と、語っています。

<失うということ>
こうして20才の時、ウォズと実家の車庫で立ち上げた会社アップルは、10年後には年商20億、社員4000人の会社に成長しました。
この前年には最高の創造物マッキントッシュを出したばかりでしたが、そんな時、成長の過程で雇った才能のある経営者たちと仲たがいになり、アップルを首になったのです。
悩み、苦しみ、シリコンバレーを去ろうとしましたが、それよりもなお自分がしてきたことが好きで好きでたまらないことに気が付くのです。

やり直すことを決意したとき、新参者となった軽快感とその後の創造性豊かな時代は彼の人生に大きな豊かさをもたらすことになり、新しい会社「Next」と「Pixarl」を創設しました。
「Next」は、アップルが買収し、彼はアップルに戻ることとなり、「Next」で開発された技術のルネッサンスはアップルの中核をなしています。
「Pixarl」は、コンピューターアニメーション「トイストーリー」を生み出し、アニメーション制作会社として現在も活躍しているのです。

そしてこの時期に、最愛の伴侶とめぐり合うこととなりました。
「人生の中にはレンガで頭を殴られるような信じがたいことが起きるが、それはその患者には必要な事だった。」と彼は言っています。

<死ということ>
彼は2002年、余命6か月の膵臓がんと診断されました。
その後の検査の結果、手術可能な膵臓がんで摘出に成功するのです。
17才の時から彼は毎朝、自分に問いかけています。
「今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定の事をしたいと思うだろうか。」

「たまらなく好きなものを見つけること。」
それが自分の運命や偶然を人生を豊かにする選択へと導くことができるのでしょう。

(2005年6月12日に行われた米国スタンフォード大学の卒業式でスティーブ・ジョブズが行ったスピーチより)

昨年、12月アメリカのコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の選択についての講義をTVの白熱教室で見ることができました。
この番組では人が毎日何気なくしてる選択が、自分自身の人生に大きな役割を果たしていることを教えます。
当分の間、この授業(全5回)についてシャアしてみます。

アイエンガー教授はインド系アメリカ人
3歳の時に目の病気を患い、高校に上がる時には視力を失いました。
両親はインドからの移民、厳格なシーク教徒でした。
食べる物から着る物、結婚相手まで宗教の慣習できめられる環境で育ちました。
一方でアメリカの教育を行ける中で自分で選ぶことこそアメリカの力だと感じたのです。
それから、彼女の20年に渡る「選択」の研究が始まったのです。

彼女は言います。
「選択こそ力なり」
偶然や運命に身をゆだねる方が楽かもしれない
それでも自ら選択することが人間を人間たらしめている

すべては物語から始まる・・・
ジョーゼフ・キャンベルの言葉です。

人は生まれたとき運命が決まっていると物語を作ることもできます。
すべては神、何らかの力によってきめられている。
後はその運命に従ってそれを確認するだけ・・・

先ずは自分の人生を決めることとのなった運命について考えてみましょう。
自分の家族、自分の生まれた地域・・・
誰にも運命の物語があります。

運命を考えると自分がどこから来たのか。
どのように自分の今を導いてきたのかが分かります。

次に自分の人生を変えることになった偶然を考えます。
自分の思いとは別に偶然起きることで大きく人生を変えることがあります。

ある日突然起きることで、それまでの意識を全く変えなければならないことがあります。
その偶然をどのようにそこから先につなぐことができるかで、物語の先は随分変わりそうです。

更に自分の人生を深めることになる選択について考えます。
どうするべきかと悩んだことを選択し方向を決めたとき
新しい物語が始まるのです。

アイエンガー教授は
運命:インドからの移民、シーク教徒、生まれながらの網膜の病気
偶然:病院に行った父の予約がうまく取れていなかったことにより、心臓発作で突然亡くなる
選択:インドからカナダ、カナダからニューヨークへ移ることを母は選択した

「選択」の研究をすることになったアイエンガー教授の今をもたらしている運命(自分)・偶然(父)・選択(母)はこのような物語を刻みました。












さあ!いよいよ今日から仕事です。
どんな1年になるかは自分自身の取り組み方で決まってきます。
今年も顔を晴れやかに顔晴ることを実践してみたいと思っています。

年末から選択することについて考えさせられています。
人は毎日、些細な選択から重要な選択まで、様々な選択を余儀なくされています。

そしてその選択は自分自身が行ったと思っているのですが、その中の一部は自分が育った環境や自分に影響を与える人たちによってなされているのかもしれないのです。

特別や職業に就く人たちの子供がその職業を継ぐことがあります。
その結果を見たとき、小さな子供の時それほど勉強が好きであったとも、できていたとも、思わないことがあります。

また、反対に子供のころ遊びや勉強の中で常に革新的なアイデアの力をのぞかせていた子供たちが普通の職業についていたりもしています。

人は環境に影響されやすく、自分に枠を持ちたがるようです。
親がこうだから自分もこうならなければ・・・
自分はこの程度の人生だろう・・・
自分にはこの程度の可能性しかない・・・

実は自分の固定概念を取り去るだけで自由に生きられるのかもしれません。
そこには経済的や物質的な問題もあることでしょう。
でも、それを取り去るほどの熱意がないことも事実なのです。

何時であっても、幾つになっても進むことができることを、今年もたくさんの仲間たちと様々な場面で取り組んでみたいと思っているのです。


明けましておめでとうございます。
昨年は様々なことを考えさせられる年になりました。
そして、たくさんの個性あふれる人と繋がる年でもありました。

その繋がりは、「人」の素晴らしさを教えてくれました。
人はそれぞれ違っていて、人はそれぞれ輝いている。
ひとりひとりが、自分自身の違いと輝きにもっともっと気付いてほしいと思っています。
そして、自信をもって人生を豊かに歩んでほしいと思うのです。

自分はいったいどんな「人」なのか?
自分は人とどこが違っているのか?
自分の輝きは何なのか?

自分はどうありたいか?
自分の影響の及ぶ範囲はどこなのか?
自分の輝くを磨くためには何を大切にすべきなのか?

自分を知ることは日々のストレスを軽減することになります。
自分を知れば他者の違いも認め合いながら繋がることができると思うのです。

自分を知ることで、自分を信頼し他者を尊重する。
そんな温かい繋がりを大切に育てていきたいと思っています。

過ぎた年に「感謝」し、迎える年に「覚悟」をしたいと思っています。






今日で仕事納めです。
今年もまたたくさんの出来事がありました。
来年こそは・・・
と、願いつつ思い通りにいかないことだらけのような気がしています。

ある日
「すべてのことがあなたの思い通りになる世界へ連れて行ってあげましょう。」
「エッ?何年も思い通りに行かないあのことも叶いますか?」
「もちろんです。」
「生活も心配もいらないのですか?」
「もちろんです。」
「そこでは、私を嫌う人も無視する人もいないのですか?」
「もちろんです。」

一瞬心が揺らぎ、頭の中でそんな世界を想像し始めます。
でも・・・・「面白くない。」

過度のストレスは良くないのですが、ストレスの無い生活は生きる望みもなさそうです。
起きている状況を正しく受け止め、
その状況がもたらす影響を探り、
その状況からから気付きを得る。
そしてできることなら、その気付きをたくさんの人に伝えたと思っています。

誰もが生きる価値を自分の力で見つけてほしいと願っています。
そして私自身も見つけたいと思っているのです。





ホンネとタテマエがあります。

ホンネ(本音)は本心から出た言葉・・・自分が本当に思っていることや、考えていることが言葉となったものです。
「変わった人ですね。」
「この案には賛成できない。」

タテマエ(建前)は表向きの考えです・・・表向きとは社会、世間や組織など自分を取り巻く集団を意味しします。
「個性的な人ですね。」
「特に意見はありません。」

ホンネ(本音)で語り合える仲間がどれだけいるかが、集団での方向性に大きな影響を与えると感じています。
集団では誰か数名の主張者の意見に流されがちになります。

その意見が常に共感を呼んでいるかというと、疑問が残ります。
多くの人がタテマエ(タテマエ)で流されているからです。

ホンネ(本音)を言うことと、ホンネ(本音)で語り合うことは違います。
言うは自己主張・・・ただ自分の感情を表現しているだけで、その裏には他者をコントロールしたいという思いがあります。
語り合うは自己表現・・・集団の中で自分の考えを表現しますが、その裏には他者の意見も聞いてみたいと思っています。

自分の行動や思考が「本当にそうだろうか?」と振り返り、「他の考えなないのか?」と思うとき、ホンネ(本音)の他者の意見は大きな気付きとなりますが、タテマエ(建前)の意見が出たときは、がっかりしてしまうのです。

今日もホンネ(本音)の意見を求めてみたいと思っているのです。




自分をコントロールすることが大切です。
ついつい日常生活の中で、人をコントロールしようとしていることがあります。

こうすればうまくいくのに・・・
こうあるべきだ・・・

仕事の手順や方法などでは、教えられてやっていることは「こうしなければならない」と、思い込んでいることがあります。
教えられた通りにやっていることで失敗や問題が見えたとき、ティーチングすることは必要です。

やり方に選択肢がある場合は、いくつかの方法を提示してその選択は本人に委ねなければならないのです。
難しい~
ついつい、自分が経験で生み出した簡単で具体的な方法を教えたいと思うってしまいます。

でも、それも他者からすると教えられたこと・・・
自分が考え出したことではありません。
人は「自分がした」という感情が必要なのです。

反対に自分が選択する側になったとき、周りの意見を無視することはできないと思います。
自分の意見と周りの意見を照らし合わせ、どちらの方法が単純で理解されやすいか?
目標や目的に沿っているか?
これが自己コントロールです。

お互いを思いやる気持ちが、成長へのカギとなります。
今日もそんな自己コントロールのカギを探してみたいと思っているのです。

今年もあと数日になりました。
慌ただしくしながらも、今年はどんな1年だったかと振り返ります。

TVでは、地震と津波の映像・・・その後の原発の映像が流れます。
今もなお、大変な思いをしておられる方々が大勢いらっしゃるのだと感じています。

幸せな1年でありたいと思いながらも、日々はいろいろなことが起きます。
それらの事について考えよう考えようとすればするほど、複雑に絡み合い「誰かや何かのせい」にしてしまうことがあるのです。

あの時こうすれば良かった。あの方法があった。
あの人がいたからこうなってしまった・・・
過去のことはどのようにもすり替えることができます。

今になって考えれば、その時に違う方法があったのかもしれません。
でも、その方法を選んだことには何かの意味があったはずなのです。
その時にその場所で最善を尽くしていた人たちであったことを忘れてはならないと思うのです。

現実に起きていることに自分がリアルに影響を及ぼすほどの力がないならば、影響のある行動をしている人を信じてみたいと思っています。

きっと素晴らしいことが起きる。
そんな確信のない直感が感じられることを願っているのです。


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